円形脱毛症円形脱毛症は、数ある抜け毛の中で最も発症数が多く、老若男女にかかわらず発症する一般的な疾患で、何の前触れもなく一気に髪が抜け落ちる抜け毛です。
通常は直径1センチから3センチ程度の円形に髪が抜け落ち、時間の経過とともに自然と治癒することが多く、昔から「放っておけば治る」と言われていました。頭髪だけでなく全身の毛が全て抜けてしまう場合もあり、免疫機能を担うリンパ球の働きの異常によって起きる「自己免疫疾患」と考えられています。しかし、最近では治ったと思ったらまた別の場所に円形脱毛症が発症してしまい、大小の円形脱毛症の部位が次々と増えては消えるといったことを繰り返す多発性円形脱毛症の症状を発症する方が増えています。
原因としては、ストレスやアレルギー疾患などさまざまなものが考えられますが、はっきりとした原因を特定するのは困難です。
毛根そのものが死滅してしまった訳ではありませんので、きちんとした治療で髪が再生します。